スポーツをしている方にとって怪我はつきものと言っても過言ではありません。そのため日頃から気をつけている方が多いでしょう。しかしあまりスポーツをしない人は、怪我のときにきちんと対処できません。スポーツ中に起きやすい怪我を理解して、予防対策をしっかり行いましょう。
スポーツ中に起きやすい怪我とは
スポーツに怪我はつきものです。怪我によってスポーツができなくなった方も少なくないでしょう。ここではスポーツ中に起きやすい怪我について、一時的な外傷とスポーツ障害も併せて解説します。
スポーツ中に多い症状
ひと口にスポーツ中の怪我といってもさまざまです。また怪我の種類によって症状も異なりますから、自己判断ではなくきちんと専門家に診てもらうようにしましょう。
特に多いのが、
・捻挫や肉離れ
・接触による怪我
・肘の痛み
・膝の痛み
肘や膝の怪我はスポーツの種類が限られていますが、捻挫や肉離れは激しいスポーツの場合に起こりやすく、サッカーやバスケットボールなど複数で行うスポーツに至っては接触による怪我も少なくないでしょう。またスポーツ中の怪我は、一時的な外傷とスポーツ障害の大きく2つに分類されます。
一時的な外傷とスポーツ障害の違い
一時的な外傷とは「スポーツ外傷」のことを言います。一瞬の衝撃によって起こる急性の怪我のことで、骨折・捻挫・打撲・脱臼がこれに当たります。特にサッカーやバスケットボールなど接触プレイで起こりやすく、スポーツ選手にとっては日常茶飯事といっても過言ではないでしょう。
一方で、スポーツ障害は繰り返し同じ動作を行うことで起こる怪我を指します。いわゆる慢性的に起こる怪我のことで、別名「使いすぎ症候群」とも呼ばれています。オーバーユース・ミスユース・ディスユースの3つに分類されます。また野球肩がスポーツ障害の一種になります。
スポーツ中の怪我の予防法と対処法
スポーツで怪我をしないためには、日頃から予防対策を行う必要があります。部活でスポーツをしている方や休日はスポーツをすることが多い方は、ぜひ参考にしてみてください。
すぐにできる対処法(RICE)は、
1.安静にする
2.冷やす
3.圧迫させる
4.拳上
まずは安静にさせ、患部を冷却します。アイシングなどを使うと良いでしょう。冷却後は弾性包帯で圧迫させ、心臓より高い位置で固定します。そのあときちんと受診してください。
予防法としましては、普段からきちんとウォーミングアップをしたり適切な基礎トレーニングを行うことが大切です。またきちんと水分補給と塩タブレットを摂取し脱水や塩分の減少を防いでください。痛めやすい箇所にテーピングをしておくのもおすすめです。
スポーツの怪我はそのままにしておかないこと
スポーツによる怪我は、そのままにしておくと悪化してしまう恐れがあります。RICEで処置をしたら必ず専門家に診てもらい正しい治療を行ってもらいましょう。もちろん、怪我を処置せずに放置するのもNGです。きちんと処置していれば悪化を防ぐ場合もあるため、スポーツをしている方は予防対策を知っていると安心です。そして、日頃から怪我をしないように基礎トレーニングを行うことも大切です。