姿勢の歪みは猫背や反り腰を招き、体の不調や痛みを引き起こします。普段の生活から意識し、クセがつかないように改善していくことが大切です。
ここでは、体の姿勢を維持するために押さえておきたいポイントについて紹介していきます。
体の姿勢維持に重要なポイントとは?
体の姿勢維持に重要なポイントを順番にみていきましょう。
インナーマッスルについて
インナーマッスルとは、背骨の周辺に存在するいくつかの筋肉の総称です。内蔵や背骨などの体幹を支える筋肉なので、インナーマッスルを鍛えるほど姿勢が安定しやすくなります。
ゴールデンラインについて
ゴールデンラインとは、耳から肩、肩から股関節、股関節からくるぶしまでを結んだ線が一直線になっている状態を指します。
姿勢に歪みが生じているとゴールデンラインが乱れてしまいますが、乱れている部分が直線になるように整えることで、ゴールデンラインに近づき姿勢が改善されていきます。
家具や寝具について
姿勢を維持するためには、起きている時だけではなく寝ている時や座っている時の姿勢も重要になります。
普段使っている椅子やマットレス、枕などを見直してみることで、姿勢のクセが改善され背中や肩が楽になり、整った姿勢を目指すことができます。
正しい姿勢を作る方法
ここからは、正しい姿勢を作る方法についてみていきましょう。
姿勢を意識する
鏡を見たときに、前かがみや猫背など姿勢に歪みが出ていないかをこまめにチェックしましょう。
肩甲骨を寄せる
姿勢を整えるポイントとして、背中の肩甲骨を普段から意識的に寄せるようにしましょう。
肩甲骨が広がってしまうと背中のゆるみから猫背になりやすいので、普段からしっかりと寄せて背筋を伸ばすようにしてください。
姿勢と呼吸をワンセットにする
肩甲骨を寄せた状態で呼吸を繰り返し、インナーマッスルを鍛えることを「ドローイン」といいます。
背中を伸ばし、肩甲骨を寄せて胸をひらいた状態で3秒鼻から息を吸い込み、5秒かけて吐き出すドローインを10回繰り返しましょう。
姿勢と呼吸をワンセットにすると、オフィスや自宅でも自然に体幹を鍛えられるようになります。
同じ姿勢を避ける
集中しているときほど同じ姿勢を続けてしまうものですが、ストレッチや伸びなどをして同じ姿勢でいないようにすると、姿勢のクセがつきにくくなります。
自分の姿勢のクセを知る
自分では気づきにくいものですが、姿勢のクセは体の節々の痛みとなって現れてくることがあります。
上記で紹介した姿勢の矯正方法やドローインの習慣化で、体の歪みを日常生活から直していきましょう。