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コロナ禍によるテレワークで変化した生活習慣

新型コロナウイルスの影響でテレワークになった会社も少なくありません。通勤しなくて良いというメリットはあるものの、一方で生活習慣に与えている影響はたくさんあります。本当にテレワークは良いことばかりなのでしょうか?ここではテレワークにおける生活習慣への影響とリスクについて解説しています。

コロナ禍のテレワークが生活習慣に与える影響

すでに馴染みのある“テレワーク”。新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが増えた会社も増えてきています。“家で仕事ができる”というメリットがある半面、さまざまな影響を与えています。一体どんなことが起きているのでしょうか。

運動不足による生活習慣病のリスク

家で仕事ができるため、これまでのように朝起きて支度をして会社へ向かう必要がありません。一見するととてもメリットが大きいように思いますが、実際はこれまでと生活習慣が変わり支障が出ている人も少なくありません。特に多いのが“運動不足による生活習慣病のリスク”です。家と会社の往復がなくなり、さらに外出も控えなければいけないとなると当然運動不足になり体にさまざまな悪影響を及ぼします。

実際、テレワークによって身体活動量が減少したというデータが発表されています。運動量が減ると疾患リスクが高くなり肥満やメタボリックシンドロームはもちろんのこと糖尿病、骨粗鬆症といった病気を引き起こしやすくなります。ですから、そういったリスクを防ぐためにも生活習慣の見直しも必要になるでしょう。

テレワーク中に気を付けたいエコノミークラス症候群

テレワークで身体活動量が減少傾向にあると説明しましたが、他にもエコノミークラス症候群といって、長時間飛行機に乗っていると起こるような症状を引き起こす場合もあると言われています。ここではなぜテレワークでエコノミークラス症候群になってしまうのか、原因と予防対策について解説します。

エコノミークラス症候群になる理由

仕事内容は会社と同じなのに、テレワークになるとエコノミークラス症候群を引き起こしやすいと言われているのは先ほども述べたように“身体活動量の減少”が大きく関係しています。通勤する時間が削減されるため、朝起きてから夜までほとんど動くことなく同じ姿勢で仕事をすることになります。このように体を動かす機会が激減しエコノミークラス症候群になりやすいのでしょう。

エコノミークラス症候群にならないためには

もちろん、予防対策をすることでエコノミークラス症候群を回避することは十分可能です。

・適度に体を動かす
1時間に1~2回、伸びや屈伸するだけでも良いので体を動かしましょう。

・こまめに水分を摂る
水分は血液循環を良くし体内に溜まった老廃物を流してくれます。

・ゆったりとした服を着る
体を締め付けないゆとりのある服装を着ましょう。

・かかとの上下運動をする
血行不良を防ぐために適度にかかとを上下させましょう。ふくらはぎを揉むのもおすすめです。

・アルコールは控える
アルコールは脱水しやすく血液粘度も上昇するので、できれば禁酒が良いでしょう。

コロナ禍によるテレワークは生活習慣を工夫しよう

家にいる時間が増えたからこそ、これまでの生活習慣を改善し過ごしやすく工夫する必要があります。特にテレワークで長時間同じ姿勢を保っている方はエコノミークラス症候群に気をつけて、1時間に1~2回は体を動かして血行不良を改善してあげましょう。水分補給も大切です。小さなことを気をつけるだけで、エコノミークラス症候群は防ぐことができます。ストレスでアルコール摂取量が増えた方は、炭酸水に変えるなど意識してみると良いかもしれません。

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