こむらがえりは突然起こるので、慌てる方も少なくないでしょう。人によって痛みの度合いは違いますが、重症化することもあるのできちんとケアすることで発症を軽減できます。ではなぜこむらがえりが起こるのでしょうか?ここではこむらがえりの原因と予防方法を解説しています。足がつりやすい方は必見です。
こむらがえりの原因と症状について
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。こむらがえりとは“ふくらはぎ”がつることを言います。原因はさまざまですが、比較的誰でもなりやすいので症状や予防方法を知っておくと安心です。
なぜこむらがえりが起こるのか
ふくらはぎがつると言っても、なぜつってしまうのか原因をはっきり理解している方は少ないでしょう。先ほども述べたように原因はさまざまですが、主に挙げられるのは「運動不足」「脱水症状」「熱中症」などです。また加齢でも起こりやすいと言われていますので、年齢とともにふくらはぎがつりやすくなったという方は気をつけましょう。
運動不足だとなぜこむらがえりが起こりやすいのかというと、突然運動をすることで筋肉が収縮し痙攣してしまうからです。もちろん普段から運動をしていてもお酒を飲む機会が多い方やミネラル不足であればこむらがえりを起こしてしまう方もいるでしょう。
他にも、
・動脈硬化
・血行不良
・冷え性
・神経障害
・薬の副作用
・睡眠不足
などでも起こりやすいと言われています。妊婦さんは出産後骨盤のゆがみが原因でこむらがえりが起こりやすい方もいます。症状もさまざまなのでひどい方はきちんと診てもらったほうが安心です。
主な症状について
ふくらはぎがつった状態なので、足が思うように動かなくなります。しばらくは立つことも歩くこともできないでしょう。人によっては痺れを感じる方もいます。安静にしていればしばらくすると治まりますが、ひどい場合は数ヶ月以上に渡って症状が続くこともありますので注意してください。
こむら返りの予防方法
こむらがえりを起こさないためには、日頃から意識することで予防できます。ここでは簡単にできる予防方法について解説します。
・水分補給をする
運動中はきちんと水分を摂取しましょう。ミネラル不足でも起こりやすいので、なるべくスポーツドリンクがおすすめです。運動前にバナナを食べるのも効果的。また寝ているときにこむらがえりが起こりやすい人は、就寝前に水分補給しましょう。
・足を温める
冷えや血行不良でも起こるので、足を温めることでもこむらがえりを予防できます。
・筋肉をほぐす
運動不足の人は筋肉が硬直していることが多いので、適度に筋肉をほぐしてあげましょう。血行が良くなることでこむらがえりが起こりにくくなります。
こむらがえりは早めに対処しよう
たかがこむらがえりと安易に考えていたら重症化する恐れがあります。症状が悪化すると肉離れを起こし数ヶ月体を動かせなくなってしまいますから、痛みが生じた時点できちんとケアするようにしましょう。また日頃からこむらがえりにならないように予防することも大切です。