腰痛は付き合い方を知っていると、万が一のときでも冷静に対処できます。症状によって痛みは異なりますが、日常生活においてちょっと工夫するだけで悪化を防げるでしょう。ここでは腰痛になったときの対処法と、腰痛にならないための予防法を解説しています。もしものときに備えてしっかり学んでおきましょう。
腰痛との付き合い方!気持ちの切り替えも大切
腰痛の原因は無理な動作で起こることがほとんどです。たとえば重い物を持ち上げるときや、長時間腰に負担をかけるなどが挙げられます。一度痛くなると動作が困難になり、日常生活に支障をきたしてしまう場合もあります。ここでは腰痛との付き合い方について紹介します。
過度な心配をしない
軽度の腰痛なら良いですが、長引くと心配になってしまいます。その場合はすぐに受診するのが賢明ですが、日常生活においても痛みを軽減することができます。一番効果的な方法は、“過度な心配をしないこと”です。「病は気から」という言葉がありますが、腰痛も同じで、あまり心配をしすぎると再発したり慢性化したり症状が悪化してしまう恐れがあります。
安静第一だからといって、必要以上に安静にしすぎるのも良くないでしょう。痛みを増大させる原因として、過度な心配の他に不眠や不安、恐怖などが挙げられますから、心理的問題がいかに腰痛に悪影響を及ぼすかがわかります。
気持ちを切り替える
心身が健康であることが腰痛の軽減に繋がります。特に先ほども述べたように心理的要因で再発や慢性化してしまう恐れもありますから、「あまり気にしない」「気持ちを切り替える」ことも大切です。もちろん症状がひどい場合は医師の診断を受けるのが賢明ですが、受診後も再発を防ぐためには気持ちの切り替えがもっとも効果的でしょう。
腰痛が起きないように日常生活で気を付けること
軽度の腰痛であれば、日常生活を少し工夫するだけで予防・改善できます。ここでは腰痛が起きないように普段から気をつけると良いことを紹介します。
心理的ストレスを与えない
心理的要因は腰痛にマイナスです。気持ちを切り替えることはとても重要になります。方法はいろいろありますが、ベストなのは“自分に合った方法でストレスを解消させる”こと。たとえば趣味や気分転換、ストレッチなどが挙げられます。筋肉をつけるのも良いと言われているので、エクササイズもおすすめです。心を健やかにし、腰痛を防ぎましょう。
簡単なエクササイズをする
腰を鍛えることで血液の流れも良くなり、腰痛になりにくくなります。心も健康的になりますから、ぜひトライしてみてください。エクササイズの方法は後述します。
血行を促進させる
血行促進は腰痛を軽減します。また予防にも繋がるので積極的に行いましょう。いろんな方法がありますが、先ほどのエクササイズも良いですし、無理な方は湯船に浸かるのもおすすめです。また姿勢が悪いと血行が悪くなるので、背筋を正して座る・動くように心がけましょう。
腰痛予防におすすめのエクササイズ
1.股関節前面 ヒップのストレッチ
椅子に片足を乗せ20~30秒姿勢を維持します。左右それぞれ1~3回行ったら完了です。
2.側腹部の筋肉
柵や壁などに片手を置き20~30秒姿勢を維持します。左右それぞれ1~3回行ったら完了です。
3.仰向け腰痛体操
仰向けになり両膝を曲げ、足の裏は床にしっかり付けます。手も床に付け息を吐きながら胸~膝を一直線にします。このとき腰は落とさないように気をつけてください。お尻に力を入れると効果的です。
腰痛は賢く付き合おう
誰でも起こり得る腰痛だからこそ、賢い付き合い方を知っておくと万が一のときでも安心です。また、心理的要因も大きいと言われていますから、あまり気にしないことも大切でしょう。もちろん痛みがひどい場合は自分で解決しようとせず、きちんと受診してください。