ずっしり重たい肩こりや痛みを感じる肩こりまで、ひと口に肩こりと言っても症状はさまざまです。しかし、肩こりを引き起こす原因はどれも同じ。特に近年はデスクワークが増えていますから、肩こりに悩む人も増加傾向にあります。ここでは肩こりの原因と改善法を解説しています。辛い肩こりで悩んでいる方は必見です。
肩こりの原因として挙げられるものは?
肩がこっていると疲労を感じやすく、ときに痛みが生じることもあります。ずっしりと重くなった肩は日常生活にも支障が出ますから、早めに原因を知って改善しましょう。
長時間同じ姿勢
デスクワークをしている人に肩こりが多いのは長時間同じ姿勢をしているからです。もちろんパソコン作業に限ったことではありません。同じ位置にカバンを持ち続けるのも、偏った姿勢で座っているのも肩こりの原因になります。
眼精疲労
眼精疲労は目が常に緊張した状態なので、まばたきの回数も少なく肩にも悪影響を及ぼします。ドライアイにもなってしまいますから、目を酷使する人は注意が必要です。
ストレス
過度なストレスは筋肉が緊張し血行が悪くなります。そのため交感神経が働き、肩がこりやすくなるでしょう。回復するものですが、ひどい場合は慢性化するので要注意です。
運動不足
筋力の低下も肩こりの原因になります。正常に働いている筋肉は血行の流れも良くなりますし緊張しにくくなるので肩が重く感じることはありません。特に加齢によって筋力が低下しやすいので、積極的に運動をして肩こりを防ぐ必要があります。
肩こりに効くストレッチ方法を伝授
肩こりは軽度であれば改善できます。ここでは肩こりに効くストレッチ方法を紹介します。慢性化してしまう前に、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
【肩甲骨はがし】
週に5~7日程度行うことで肩こりを予防・改善できます。肩の可動域が広がるので、デスクワークの多い方は必見です。やり方もとても簡単なのでズボラさんでも実践しやすいでしょう。
(可動域を広げる)
・姿勢を正し手のひらを前に伸ばす。
・片腕をまっすぐにしたまま上にあげる。
・横から腰の高さまでゆっくり下ろす(※5秒)
・左右5回ずつ行う。
(肩甲骨を正しい位置へ)
・姿勢を正す。
・両ひじを肩の少し上まで上げる。
・鎖骨あたりに手がくるようにする。
・そのまま5秒かけて後ろへゆっくり引く。
・肩甲骨を寄せたまま肘を下げ力を抜く。
・1日5セット行う。
肩こりは体に悪影響を及ぼす
たかが肩こりと安易に考えていると、慢性化し体に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。デスクワークが増えた昨今、肩こりに悩む人は増加しています。毎日健康的に過ごすためにも肩こりを解消してあげることはとても大切です。今回紹介した肩こりに効くストレッチで、辛い肩こりをスッキリさせてあげましょう。肩甲骨の可動域が広くなると凝りにくくなるだけでなく肩も動かしやすくなるので一石二鳥です。もちろん、肩こりの症状がひどいときは迷わず医師に相談してください。