今回は「股関節が硬くなるとどうなる?」をテーマにブログを書きたいと思います。当院にも股関節が痛いと来院される方が大勢いらっしゃいますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも股関節ってどこ?
股関節は腿の内側と外側のちょうど真ん中あたりで、股よりも少し上にあります。股関節というと鼠径部(そけいぶ)のパンツのラインあたりや、太ももの外側の大転子(だいてんし:太ももの外側から触れる骨)の部分をイメージする方も多くいらっしゃいます。思っているよりもっと身体の奥の方とイメージしてみるよと良いでしょう。
股関節の働きは?
股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ、身体の中で最も大きい関節です。
股関節は関節液に満たされています。また、関節の周囲を強い靭帯で取り囲まれています。そのため、股関節は人間の約5倍もの重さがかかる荷重関節でありながら、安定性に優れ、最も摩擦しにくく脱臼しにくいという優れた特性をもっているのです。
股関節の働きは、私たちの活動や運動に常に関係しています。そして、股関節の働きには、周囲の筋肉が関係しています。股関節は、球状の関節で3次元に自由に動かすことが可能です。つまり股関節は人間の体を支える重要な役割を担っています。
股関節はなぜ硬くなるの?
- 股関節に関与する筋肉のコリ
股関節は複数の筋肉が関係しているため、どれかひとつでも硬いと股関節が硬くなります。ふくらはぎや大腿の裏、お尻や背中の筋肉も関係してきます。また、大腿を外転させる筋肉や内転させる筋肉が収縮しにくい、または、緩みにくい場合、
特に前後や左右の開脚に影響があらわれます。
その他、長時間のデスクワークなどで同じ姿勢で過ごすことが多いと、股関節に関与する筋肉の緊張が起こり、股関節の可動域が狭くなります。
- 加齢や姿勢による歪み
加齢により血管や筋肉が硬くなると、関節の軟骨のクッションがすり減り、柔軟性が低くなります。また、日頃の姿勢が悪いと骨盤が歪み、骨格のバランスが悪くなって股関節が硬くなっていきます。
股関節の硬いことのデメリットは?
股関節は人間の体の中で最も大きな関節で、立つ・歩く・座る・走るという日常の基本動作を担っている重要な関節です。股関節が硬いと、健康面にも美容面にも大きな影響が生じる可能性があるのです。そこで、まずは股関節が硬いと起こりうるデメリットを挙げてみましょう
<デメリット>
・太りやすい
・足がむくみやすい
・下半身の血流が悪くなる
・体全体に歪みが生じやすい
・疲れやすい
・猫背になりやすい
・怪我をしやすい
・腰痛やひざ痛を起こしやすい
・間違った歩き方の癖がつきやすい
股関節が硬いと血行が悪くなり、老廃物がうまく排出されず、脚のむくみや冷えが生じやすくなります。それにより、代謝も悪くなり、太りやすく痩せにくいカラダになってしまいます。また体全体に歪みが生じることで脂肪や筋肉の付き方にも影響します。
では逆に柔らかいとメリットあるの?
<メリット>
・血行が良くなる
・リンパの流れが良くなる
・冷えが軽減する
・代謝が良くなる
・姿勢が良くなる
・むくみが改善され美脚になれる
・ヒップアップ効果がある
・腰痛・ひざ痛の予防改善
股関節が柔らかいと血行が良くなり、多くの女性が悩んでいる脚のむくみ、冷え、ヒップの下垂の改善に効果があります。また、股関節の可動域を高めれば、新陳代謝も活発になることで日常の消費エネルギーも高くなり、痩せやすい体質にも近づきます。
股関節の歪みが改善されれば、連動して動く骨盤も正しい位置に収まり、骨盤周りの血行が良くなります。
これまで読んで頂き、股関節は柔らかいほうがいいということをお分かり頂けましたでしょうか。では、実際に柔らかくするにはどうすればいいのでしょうか。
ふと頭をよぎるのは、「股割り」だと思います。もちろん、それも正解なのですが、
急にやってしまうのは怪我の元ですので、お風呂上がりで体が温まっている状態でやるのがベストです。
それ以外にも股関節の柔軟性をあげるストレッチをいくつかご紹介したいと思います。
実際に行う場合は固い床の上で直接するのではなく、マットなどを敷いてやってくださいね。
股関節ストレッチ①
まずは、床に座り足と足の裏どうしをくっつけます。
次に、脚(膝の辺り)を両手でつかみ体の方に引き寄せます。
そして、肘を使って床に向けて押してください。柔らかくなっていけばいくほどお辞儀しているかのような感じになりますよ。
ここでのポイントは呼吸をしながら行うことです。
鼻から吸って、口からはぁ~っと息を吐くときに体が伸びますので、
呼吸に合わせてやってみてくださいね。
股関節ストレッチ②
まずつま先を前に向けて、こぶし1個分両足の間隔を空けて立ちます。
次に、片脚を大きく前に置いて、脚を前後に開きます。
後ろ脚の膝を伸ばしたまま、前足の膝を90度程曲げて体を落とします。
しっかりと伸ばしたら最初の姿勢に戻ります。
これも呼吸をしっかりしながらやってくださいね。
体を落とすときは前かがみにならず、背中が板のようにまっすぐな状態で降ろしていくのがポイントです。
2つをご紹介しましたが、くれぐれも無理をしてしまっては怪我の元になりますので、
少しずつの気持ちで毎日続けることが大切です。無理に伸ばすことなどは絶対に避けてくださいね。そして、いくら頑張っても思うように筋肉が伸びないことがありますが、筋肉が凝り固まってしまって所があります。
ここをほぐしてから取り組むことも大切です。
股関節が硬いとどうなる?ご理解いただけたでしょうか?
痛みのない、健やかな体を手に入れられるよう、
当院も微力ながらお手伝いをさせて頂きますので、ぜひご相談ください。
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